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西日本の電力危機を救う周波数変換所って何? [ビジネス]

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西日本の電力危機を救う周波数変換所って何?

 

今年も一段と暑い夏になっていますね。
熱中症で病院へ搬送されたというニュースがあとを絶ちません。
自宅にいても熱中症になってしまうという、異常事態です。

そこで気になるのが、今年の日本の電力事情です。
原発がほとんど停止している今、日本はどうやって電力を調達しているのでしょぅか?
そんなことを考えいてると、地域間でも電力の危機があると聞きました。

西日本地区が、原発停止の影響により、
この夏の電力が足りなくなるというのです。
逆に、東日本は、若干の電力余力があるのだそうです。

では、電力を融通すればいいのではないかと思うのですが
なかなかそうも行かない事情があるそうです。
それは、電気を扱うための周波数が、西日本と、東日本で、ことなるからだそうです。

昔は家電製品を購入する時の最重要確認事項でした。
九州で購入した、ドライヤーは、東京では使えない・・・
そんなこともあった訳ですね。
周波数の違いは、今後も統一化されないようです。

そこで、電力を全国で融通し合えるように、電力を統一してしまおうという
施設が、静岡市清水区にある中部電力東清水変電所にあるそうです。
ここだけではないと思いますが。
平成18年に周波数変換設備を設置し、現在の変換能力は30万キロワット。「光サイリスタ」と呼ばれる半導体で交流電気をいったん直流に変換し、周波数を変換しているそうです。

これが、今回フル稼働して東西の電力を融通しあっているというから、驚きです。
節電も限界がありますからね。
このような融通作業も必要となってくるわけですね。

ただし、過去にないフル稼働での電力の融通ということで、
ちょっとしたミスが、西日本の電力事情を悪化させる可能性もあるということです。
これは結構、綱渡り的な状況なのでは?
と心配になりますね。
現場の職員さんも緊張の連続なんだそうです。


そもそも何で、周波数の違いがあるのでしょうか?
日本では静岡県の富士川から新潟県の糸魚川あたりを境にして、
東側が
50Hz
西側が
60Hz
の交流という電気が使用されています。
これって、まったく深い意味がないというからびっくり。

電力を日本が使うようになった当時は、電力会社は発電機を海外から輸入していたそうです。
東日本地域の電力会社はドイツ
西日本地域の電力会社はアメリカから
発電機を輸入していたのだそうです。

ドイツは50[Hz]
アメリカは60[Hz]
を採用していたため、
日本は輸入先の違いから東西で周波数が異なってしまったというなんとも
お粗末な話ですね。

その後、国内の周波数を統一しようと検討されてきましたが、コスト面で実現できず現在に至るのだそうです。

パソコンは周波数切替スイッチがあって、50[Hz]と60[Hz]両方に対応できているそうです。
しかし、ポンプやタイマーなど50[Hz]仕様、60[Hz]仕様と分かれている設備も未だに存在するそうです。

電力事情がこんなことになるなら、1つの国から発電機を輸入すれば良かったですね。
今年の夏も、なんとか乗り切りましょう。









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